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夢を守るために、野球“だけ”にしないでほしい

野球に夢中になることは、本当に素晴らしいことです。
打てるようになった。捕れるようになった。試合に出られた。褒められた。
努力の意味を体感できる、最高のスポーツです。

ただ、ひとつだけ強く伝えたいことがあります。
子どもの世界を「野球だけ」にしないでほしい。

なぜか。
野球に全振りした人生は、夢が叶っても叶わなくてもリスクが大きいからです。

・野球をやめた瞬間に何もなくなる
・勉強の遅れに気づいても取り返せない
・交友関係が野球中心で狭まる
・自己肯定感が“結果”だけで上下する
・ケガや挫折で続けられなくなった時に、立て直せなくなる

これは珍しい例ではなく、現場で本当によくある現実です。

ここで僕が言いたいのは、「野球をやめろ」ではありません。
夢は追ってほしい。全力で応援したい。
でも同時に、保険をかけてあげてほしいんです。

ここでいう保険とは、
野球以外にもう一つ、子どもの世界を広げる軸を持つこと。
勉強でも、習い事でも、趣味でも、別のコミュニティでもいい。

今の時代は、ひとつの道だけで生きるのが難しくなっています。
AIが仕事を変え、新しい職業が生まれ、発信力やコミュニケーション能力が求められる。
だからこそ、選択肢が多い子ほど未来に強い。

しかも野球をやっている子は、実は“第二の軸”を作る土台がすでにあります。
野球は失敗のスポーツです。
三振もするし、エラーもする。打率3割で一流。7割は失敗。
それでも前に進む経験を繰り返す。

この「失敗しても立ち上がる力」は、野球以外の世界でも100%通用します。
つまり、野球を頑張ることは、野球以外の世界へ広がるための最高の教材にもなる。

結論はこれです。
野球は人生のすべてじゃなくていい。でも人生を豊かにする最高の教材にはなる。
だからこそ、野球の夢を応援しながら、人生の選択肢も守る。
これが、これからの少年野球に必要な価値観だと思っています。

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