急に消極的になる子が、実は一番頑張っている理由
「最近なんか元気ないな」
「前はもっと思い切りやってたのに」
「急に消極的になったな」
現場にいると、
こう感じる瞬間があります。
でも僕は、
その子を“やる気が落ちた子”とは見ません。
むしろ逆です。
その子は、実は一番頑張っている可能性が高い。
■ 消極的になるのは、成長の手前
子どもが急に消極的になる時、
多くの場合、こんな状態です。
・うまくいかない経験が増えた
・自分の課題に気づき始めた
・周りとの差を感じ始めた
・「できない自分」を自覚し始めた
これは後退ではありません。
“見えていなかった壁”が見え始めた状態です。
実はこれ、成長の一歩手前です。
■ 本気で向き合い始めた証拠
本当に何も考えていない子は、
落ち込むこともありません。
消極的になるということは、
・失敗を気にしている
・期待に応えたいと思っている
・うまくなりたいと思っている
つまり、
本気で向き合い始めている証拠です。
頑張っているからこそ、
怖くなる。
頑張っているからこそ、
慎重になる。
それだけなんです。
■ ここでの大人の関わり方が分かれ道
この時期に、
「もっと思い切れ」
「なんでいかへんねん」
「前の方が良かったぞ」
と圧をかけてしまうと、
子どもはさらに縮こまります。
でも、こう伝えるとどうでしょう。
「今、いろいろ考えてるんやな」
「前より真剣になってるな」
この一言で、
子どもの目は少し変わります。
■ 消極的に見える時こそ、土台が育っている
野球は失敗のスポーツです。
思い切っていくだけでは、
必ずどこかで壁にぶつかります。
その壁に当たった時、
一度立ち止まる子は弱いのではなく、
ちゃんと考え始めた子です。
止まる時間は、
後ろに下がる時間ではありません。
次に前に出るための準備期間です。
■ ピースが大切にしていること
ピースでは、
急に消極的になった子を
「下がった」とは見ません。
今は内側で成長している時間。
外から見える変化がなくても、
中では必ず何かが動いています。
だから焦らせません。
安心できる環境の中で、
もう一度、自分から踏み出せるタイミングを待ちます。
■ まとめ
・消極的=やる気がない、ではない
・本気になったからこそ慎重になる
・壁に気づいた瞬間は、成長の手前
・大人の一言が未来を分ける
急に消極的になった子は、
サボっているのではありません。
本気になった証拠です。
その小さな変化を見逃さず、
支え続けること。
それが、
子どもの本当の成長につながると、
僕たちは信じています。
