声を出す子は、上手くなります
「声を出せ」
少年野球では、よく聞く言葉です。
でも、
声って“元気アピール”ではないです。
声を出している子ほど、
実は一番、頭を使っています。
■ 声は“考えている証拠”
野球は待ち時間の多いスポーツです。
自分の打席じゃない時間。
ボールが飛んでこない時間。
ベンチで座っている時間。
この時間に何をしているかで、
成長の差は大きく広がります。
声を出す子は、ただ叫んでいるわけではありません。
「次はバックホームあるぞ」
「一個ずついこう」
「ツーアウト!」
今、何が起きているかを理解し、次を予測している。
だから、言葉が出るんです。
■ 声が出ない=やる気がない、ではない
もちろん、声が出ない子=悪い、ではありません。
緊張している子もいます。
性格的に静かな子もいます。
でも、
“状況が見えていない”と、
声はまず出ません。
逆に、流れを読めている子は自然と声が出ます。
つまり声は、
「今ここで何が起きているか」を理解している証拠なんです。
■ 声を出すと、プレーが良くなる理由
声を出すと、不思議とプレーも安定します。
なぜか。
自分の口から出した言葉は、
自分の脳にもう一度入るからです。
「落ち着いていこう」と声に出せば、
自分も落ち着きます。
「一個ずつ!」と言えば、
目の前のプレーに集中できます。
声は、チームへのメッセージでありながら、
自分への指示でもある。
だから、声を出す子はプレーが崩れにくい。
■ ピースが声を大切にする理由
ピースでは、大声で怒鳴ることはしません。
でも、子どもたちの声は大切にします。
なぜなら、
声は「思考」と「主体性」の現れだからです。
言われたことをやるだけの子は、静かになります。
自分で考え、自分で動こうとする子は、
自然と声が出ます。
■ 本当に伸びる子の共通点
上達する子には、ある共通点があります。
それは、
プレー中に独り言が増えていくこと。
「よし、いける」
「次は低め」
「一個アウト」
これは、頭の中の整理が外に出ている状態です。
つまり、声を出す子は、
一番、野球と向き合っている。
■ まとめ
声は、気合ではない。
声は、思考。
声は、うるささではない。
声は、理解。
声を出す子が伸びるのは、一番考えているからです。
ピースはこれからも、
“考える力が声になる環境”を
大切に育てていきます。
