レギュラー固定が生む“見えない差”
「レギュラーを固定した方が、チームは強くなる」
少年野球では、
そう考えられることが少なくありません。
実際、短期的には結果が出やすいのも事実です。
ですが、
現場で長く子どもたちを見ていると、
**レギュラー固定が生む“見えない差”**が、
確実に存在することに気づきます。
【見える差より、見えない差の方が怖い】
レギュラー固定によって生まれるのは、
技術の差だけではありません。
むしろ問題になるのは、
心の中にできていく差です。
・試合に出る子は「失敗しても経験が積める」
・出られない子は「失敗する場すら与えられない」
この差は、
数字や結果には表れにくい。
でも確実に、
成長のスピードを分けていきます。
【試合に出る子に起きていること】
レギュラーとして試合に出続ける子は、
・緊張を経験する
・失敗して立て直す
・課題を実感する
・練習に目的が生まれる
このサイクルを、
何度も回すことができます。
その結果、
技術だけでなく、
判断力やメンタルも育っていきます。
【試合に出られない子に起きていること】
一方で、
試合に出られない時間が長くなると、
子どもの中でこんな変化が起きます。
・自分の課題が分からない
・練習が作業になる
・挑戦する意味を見失う
・自信が削られていく
これは、
努力不足ではありません。
経験不足です。
【差は、時間とともに広がっていく】
レギュラー固定の怖さは、
この差が静かに、でも確実に広がることです。
最初は僅差だった実力が、
数か月後には大きな差に見える。
でもその正体は、
才能の差ではなく、
経験量の差です。
【ピースが固定しない理由】
ピースでは、
レギュラーを固定しません。
それは、
勝ちを軽視しているからでも、
競争を避けているからでもありません。
全員に、成長のスタートラインを用意したいからです。
試合に出る。
失敗する。
悔しさを知る。
考える。
練習する。
また挑戦する。
この循環を、
一部の子だけのものにしない。
それが、
長い目で見たとき、
最も合理的な育成だと考えています。
【本当に強くなるチームとは】
短期的に勝つチームと、
長く伸び続けるチームは違います。
本当に強いチームは、
出番を待つ子が腐らず、
挑戦する空気があり、
誰もが前を向いています。
その土台を作るのが、
指導者と環境の役割です。
【まとめ】
・レギュラー固定は、経験の差を生む
・差は技術ではなく、心と考える力に出る
・見えない差ほど、後から大きくなる
・全員に経験を与えることが、成長を最大化する
ピースはこれからも、
一部の子だけでなく、
全員が伸びる環境を大切にしていきます。
それが、
少年野球の未来を守る選択だと信じています。
